最近パーソナルクラスタと呼ばれるデスクサイドに置くタイプのクラスタが各社から発表されています。中でもCiara Technologies社製のNexxusやTyanのTyphoonなどが有名です。私はNexxus-4000を持っているので、これまでイベントではこのNexxusを展示してきましたが、今週末(11月9,10日)に行われる日本イーエスアイのPam Users' Conference 2006ではTyan Computer Corporationの協力を得て、Typhoon 2を日本初公開します。もちろん日本語版CCSが載っています。
パーソナルクラスタは4ノード、あるいは5ノードをコンパクトな筐体にブレードサーバーのように収め、しかもGbEやInfinibandなどの高速インターコネクトのスイッチも内蔵しているオールインワンのクラスタシステムです。4ノードシステムの場合、デュアルプロセッサ、デュアルコアですから、全体では16コアで、インテル社のWoodcrestを使えば理論ピーク性能はコア当たり12GFlopsなのでシステムピーク性能は196GFlopsにもなります。さらに驚くべきはその価格で、メモリサイズにもよりますが、200~300万円で手に入ります。
これまでHPC環境はWindowsのデスクトップから、サーバールームにあるラックマウントされたLinux/Unixのクラスタを利用するという形態が一般的でしたが、このようなパーソナルクラスタが登場すると、個人や少人数のチームでクラスタをデスクサイドに置いて利用することができるようになり、作業効率の向上が期待できます。
パーソナルクラスタはデスクサイドに置くものですから、デスクトップのWindows環境からのシームレスな使用がより求められると思われ、まさにここはCCSの出番だと大いに期待しています。
パーソナルクラスタについてはスケーラブルシステムズの戸室さんが早くから注目してレポートされています。